自律神経失調症について
このような悩みの方が多くご来院されます
便秘や下痢を繰り返す過敏性腸症候群
ひどい肩こり、頭痛、耳鳴り、めまい、吐き気
うつ病、パニック障害、不眠、更年期、のどの違和感
立ちくらみ、朝が弱い、起きられない、起立性低血圧
円形脱毛、手足の震え、橋本病、バセドー病、冷え性
自律神経失調症について
「自律神経失調症」とは疾患名ではなく、交感神経と副交感神経のバランスが崩れた状態を意味する慣用的なフレーズです。
【そもそも自律神経ってなに?】
自律神経は、循環器、消化器、呼吸器などの活動を調整するために私たちの意識や状態とは無関係に、24時間休みなく働き続けている神経です。
自律神経には、
・交感神経
(活動的に身体を動かすアクセルの役割)
・副交感神経
(身体をリラックスさせるブレーキの役割)
という2種類の神経があります。
この2つの神経がバランスをとりながら働いています。
【自律神経失調症の症状】
以下の症状が複数にわたって出る場合もあります。
辛い症状を自覚していても、病院の検査では異常がなく、回りからも理解されずに「仮病」や「怠けているだけ」とみられて、苦しんでいらっしゃる方もいらっしゃいます。
■頭の症状
めまい、耳鳴り、頭痛、顔のほてり、頭に汗をかきやすい
■首、肩、腕の症状
肩こり、喉の違和感、手のしびれ、手先の冷え
■腰、足の症状
腰の痛み、足のしびれ、足先の冷え
■精神的な症状
イライラする、やる気が出ない、不安感におそわれる
自律神経失調症の原因とは
ストレスと生活習慣の乱れが原因
ストレスがかかりすぎると交感神経が過剰に働いてしまいます。
ストレスは以下4つに分けられます。
① 精神的ストレス 仕事や人間関係
② 化学的ストレス 食事や栄養素の偏り
③ 構造的ストレス 身体の歪み
④ 天候のストレス 温度、湿度、気圧
生活習慣の乱れも自律神経の乱れに関わってきます。
心拍数が上がり心臓がバクバクして、血圧が上がり、血管は細くなります。
呼吸は浅くなり、胃腸が働かなくなります。
結果として、心身の不調を引き起こしやすくなります。
自律神経失調症に対する一般的な治療
■病院での治療
・痛みや胃腸の症状などに合わせた投薬
・抗うつ薬、抗不安薬
・精神療法(心理療法)
■接骨院や整体での施術
・温熱療法
・電気治療
・局所マッサージ
・背骨、骨盤矯正
当院の自律神経失調症の治療について
その方に合った刺激による鍼灸治療
悪い場所だけを治療するのではなく、全体の調整をすることが自律神経を調整する肝となります。例えば、耳鳴りがするといっても耳のみに問題が出ているわけではありません。今ある症状は、結果に過ぎません。病の本質は深く、根本を治療しないと意味はありません。
頭蓋骨や頭のツボへのアプローチ
自律神経を落ち着かせる治療としてよく使われるのが、頭部になります。頭蓋骨の調整や頭に鍼をすることでより深いリラックス感を感じることができます。施術後のスッキリ感で、自分がどれだけ疲れていたのか、イライラしていたのかも感じることができるはずです。
董氏楊氏奇穴を取り入れた遠隔治療
董氏楊氏奇穴(とうしようしきけつ)とは、患部ではなく、気の経路や独自のツボを利用して、患部から離れたポイントを刺激することで、血行促進、鎮痛効果、抗炎症作用、神経系の調整などの効果が期待できる鍼治療です。すぐに変化が現れる即効性の高い施術です。
自律神経を調整する養生法
休養・栄養・運動・呼吸の指導
規則正しい生活リズムにしていくことが自律神経を整えることにつながります。
起床就寝する時間帯、食事をとる時間帯を一定化することで、体内時計の時差が整います。身体に良いものを食べ、悪いものを減らす。
唯一、意識して自律神経を調整できる呼吸方法の指導もしております。
ストレスとどう付き合っていくか
人はあらゆるストレスにさらされています。
身体的なストレス、精神的なストレス、様々なストレスが考えられます。
ストレスと戦おうとすると、交感神経が優位となり、免疫力が低下し、様々な病気や体調不良に繋がります。ストレスは「減らすか、避けるか、解消するか」が大切です。
からだの内側から整えていく
当院でおこなう鍼灸施術だけでなく、自宅でケアできる方法もお伝えしております。
院長は医薬品登録販売者の資格もございます。
患者さんの体質や症状によっても、ひとりひとり必要なものは異なってきます。
漢方薬やサプリメントに興味がありましたら、当院にご相談ください。